ハンニバル
ハンニバル
羊たちの沈黙の続編です。前作はキャラクターの立て方が素晴らしかったので、その感動をもう一度味わいたくて、借りてきました。
結果だけいうと、ちょっとキャラがブレてるなぁという印象です。脚本のせいでしょうか?登場人物がたくさん出てくるんですが、全体的にキャラクターを掘り下げれていない感じです。レクターの正体を知って懸賞金を得ようとした警官とか、レクターへ復習するため殺人豚を育てるすっごい悪いやつとか、面白そうなキャラクターが出てくるんで、ちょっと残念でした。
たぶん、原作(上下巻ありますからねぇ)を2時間の枠に収めようとして、ストーリーを流していくだけで精一杯だったんでしょうね。というのも、登場人物がセリフを話してるんですが、ただ単に状況説明をするだけであったり、次のエピソードにつなげる伏線を話しているだけで、キャラごとの好き嫌いや、性格などは全く話していない感じなんですよね。なので、殺人豚を育てる悪いやつも、見た目が凄いので、「どんなこと思ってるんや?」とかワクワクしてたんですが、淡々とストーリーを進めるだけで、うぅん消化不足な感じです。レクターも演技は上手いんですが、今作でキャラをさらに掘り下げた感じではありませんでしたし。
作品自体は退屈ではなかったんですが、キャラクターに対しては期待しすぎたのかもしれませんね。うーん。