softimage2010

CG屋さんや、ゲーム屋さん、いろんなところで話題になってますがsoftimageの新バージョンが発表されました。

今回の大きな目玉は何でしょうか。追加された機能を個人的に整理してみます。
(引用は、オートデスク | 3D 設計、エンジニアリング、エンターテインメント向けソフトウェア製品ページ(公式)から行ってます。)

Softimage ギガポリゴンコア III エンジン
第 3 世代の Softimage ギガポリゴンコア アーキテクチャにより、優れたデータ ハンドリングと大幅な処理速度の向上を実現します。

ゲーム製作ではあんまりポリゴン使わないですから、常時恩恵を受けるわけではなさそうです。ただ、Mudboxとかから高解像度のモデルを読み込んでの作業は、レスポンス上がりそうですね。最後に処理速度の向上と書いていますが、少ないポリゴンでも、エンベロープ時に処理が軽くなってくれてたら嬉しいかも。そうなりゃ、アニメーション付ける時は重宝しそう。

Face Robot テクノロ
Face Robot を使用すると、ゲーム スタジオおよびビジュアル エフェクト スタジオは、生命感あふれるフェイシャル アニメーションをすばやく簡単に作成できます。

これは凄い!!まさか、FaceRobotを統合するとは。今回の発表で、この機能が一番驚いた!昔、会社でFaceRobotの説明会があった時に、このソフト1本、1000万越えって言ってたような覚えが……。とにかくこの機能は、非常に興味を惹かれます。これがあったら、今やってるフェイシャルのRig作成はあんまり意味がなくなるような……。FaceRobotで使われる、ジェリーフィッシュソルバは、セットアップ簡単。シミュレーション簡単。みたいな万能Rigだったと思います。
たぶん、搭載はアドバンス(上位版)だけですよね?

パフォーマンス モニタ
新しいパフォーマンス モニタでは、ICE (Interactive Creative Environment)グラフのどのノードがボトルネックであるかをすばやく特定できます。

ICE カスタム ノード作成オプションの追加
C++ 開発者とテクニカル ディレクタは、特殊な ICE エフェクトとツールを簡単に作成できます。

ICE使わないなぁ。というか使えない。あんまりかっちょ良いエフェクト出来ないですからね。また、WEBであがってるICEの作例とかも、あんまりなやつが多い。とはいえ、開発者はそこを補填してきた機能でしょうか。ICEは未来のツールっぽいので、使いやすくなってくれたら良いなぁ。

Scene Debugger ビュー
シーンのパフォーマンスとメモリ使用量に関する情報を入手できるため、ボトルネックをより迅速に特定し、問題を排除できます。

具体的にどんな機能になるんでしょうか?ちょっと興味あります。ただ、ゲーム製作のような、軽めのデータだったらそんなに恩恵無いんじゃないかな。これがターゲットに載った時の処理負荷の対策に活かせたら嬉しいですが、そんな利用方法は出来ないでしょうね。もしできれば夢のよう。

シーン検索ツールセット
特定のシーン要素をすばやく見つけることによって作業時間を短縮できます。

これなんでしょ?あんまり情報が無いのでスル〜。

レイヤのグループ化のサポートの追加
シーン要素を効率的に管理できます。

レイヤ同士をグループ化できるって、どんな感じでしょうか?Photoshopにある、フォルダの中にフォルダを入れれるような感じになれば素敵やなぁ。以外と利用する場面は多いかも。レイヤは、スクリプトでシーンを管理する時に重宝してたりするので、パワーアップは望むところです。


とまぁ、全機能とも、ちょっとちょっと嬉しい感じの部分がありましたが、やっぱり今回のメインは、FaceRobotの統合でしょうね。これだけでも、アップグレードの価値あり!な感じがします。会社ではアドバンス使わせてもらってるので、なんとか検証できそうな予感。あとは研究して、ゲームに載せれそうだったら、モーション班には入れて欲しいですね。フェイシャルの工数が劇的に削減できそう。


追記:

  • マイコミジャーナルの記事に載ってる写真をガン見してみたら、Facerobotの動いてるSSの左上のウィンドウに「Softimage2010」って書いてますね!これが本当だったら凄いな。全てのバージョンに、FaceRobotが載る事になります。

ただ、「Softimage2010」の右側に、「Not fot ■■■■■■ (64bit)」って書いてます。「■■■■■■」は、全く読めなかったですが、全バージョンに、FaceRobot搭載を期待してみます!