EA Canadaの、Lead Lighting Artist 兼 Shading Artist


以前の、Fight Night Round 4 のシミュレーションの記事を書いてから、シェーダー周りのテクニックも知りたいなぁ〜と、WEBを巡回していた時、Electronic Arts Canada在籍の、Lead Lighting Artist 兼 Shading Artist、Andy Yi Shen氏のページを見つけました。

この方はFight Night Round や、NBA LIVEシリーズなど、EAのスポーツ系タイトルに関わっているようで、社内では新世代ゲームのビジュアルを引っ張っていく役割(テクニカルアーティストに近い感じでしょうか?)を担っているようです。

ただ残念ながら、当初の巡回目的だった、シェーダー周りのテクニックについては詳しい説明が見つからなかったのですが、情報として共有しておきたいと思います。

上記の3DTotalのインタビューで、Andy氏がなぜLighting Artistに注目したのかと言う質問に対して、新世代機の表現になると、ライティングと、シェーダーの効果が非常に重要な役割を担う。また、最終的なタッチ(表現)を決め、画面構成に直接衝撃を与えることができる職種なので刺激的だ、というような事を語っています。

また、Andy氏自身のHPで掲載されている作品についても、ライティングと物体の質感表現が極まっており、フォトリアル一辺倒では無い面白い表現になっています。(ギャラリーページで流れるムービーで、RenderLayerの分解をしていますが、残念ながら詳細な説明という感じではありませんでした。)

Fight Night Round 4も質感の追求に加え、前回の記事のように物理シミュレーションを複合した、自然な動きが加われば、不気味の谷を越える事が出来るパワーにはなりそうですね。今までLightingに特化して興味を持った事が無かったのですが、一般的な職種になりつつあるのでしょうか?確かに、Uncharted 2のイベント設計でも、Lighting Artistいましたね・・・。

また、WEBを巡回して調査してみます〜。