ベヨネッタ、クリア!

ベヨネッタ、Normalモードでクリアしました!

ラスボスで大苦戦して、もの凄く時間を食いましたが、調合を知ってからはゴリ押しで、なんとか倒せました。いやぁ、最後の最後まで、面白かったです!

プレイする前は、ハードなアクション好きな人向けの、トンがった感じかなぁ?と思ってたんですが、全くそんな事は無く、ユーザーをゲーム世界に引き込む工夫がたくさんあって、とても楽しかった!アクションが苦手な自分でも、すんなりゲーム世界に馴染めた感じです。


自分がプレイしてて特に、良いなぁ。と思った点をいくつか挙げると、

という感じでしょうか。各項目について、簡単に書くと、

チュートリアルが分かりやすい

ゲームを開始すると、ベヨネッタのアクションを教えてくれるチュートリアルステージが始まりますが、ここの流れが非常に自然で、ベヨネッタのアクションをすんなりと体に馴染ませてくれます。

このステージは、操作説明が入った後、バトルで実践する構成になっているのですが、操作説明のレスポンスが軽快なのと、成功・失敗のアナウンスがわかりやすい事。あと、ユーザーが任意で、チュートリアルを続けたり、止めたり出来るので、「まだ操作覚えてないのに、もう先に進むの?」といった事がなく、過不足無く、操作を覚えることが出来るようになっています。

逆に早く実践を楽しみたいプレイヤーは、次へ次へ進めるようになっているなど、プレイヤーの裁量で、チュートリアルが進行できます。「チュートリアル、長すぎぃ〜」と思ったら、スキップスキップで、先に進める。

地味な事ですが、ゲームの導入部でストレスを与えないので、ゲーム全体に良い印象を与えてくれています。

レベルデザインが丁寧

最初から最後まで、徐々に難易度が上がっていくので、いつも丁度良い手応えのバトルが楽しめます。

RPGをやっていると良く味わう経験なのですが、一度ラスボスを倒した後、序盤のエリアの敵と戦うと、「アレ、こいつこんなに弱かったっけ?」と感じる事があります。これはキャラクターのレベルが上がったり、武器・防具が良いものに変わったりで、敵と自分の実力に大きく差が空いた事で感じる感覚です。アクションゲームの、ベヨネッタでもそういうものを味わえます。

それは、ゲームを進めていると、プレイヤーが気づかない内に、難易度が上がっており、いつの間にか、とても高い次元の戦いをしているので、あらためて序盤の敵と戦うと、歯ごたえが無く、ものすごく物足りなく感じてしまう。

これは、毎回プレイヤーが超えるか超えれないかのギリギリのバトルを用意する事で、難易度の上がり方を巧みに計算しているからだと思います。

そんなにアクションが上手くない自分でも、今ではなかなかカッコ良い動きができるようになってきています。敵の攻撃にあわせてウィッチタイム ⇒ PPKKK ⇒ ビーストウィズインで追って ⇒ 鉄山靠とか。躊躇無く出せたりします。成長しました^^

敵の動きが分かりやすい

ベヨネッタの公式ブログでも、紹介されていますが、敵の動きが非常に分かり易くなっています。

動きのシルエットがハッキリしていて目に残りやすく、予備動作もキッチリしているので、攻撃のタイミングが分かりやすい。

また、動き以外でも、今回の敵は「天使」という設定なので、明度・彩度の高い色(白・金・青・赤)を使用していますが、それが画面上では非常に視認性が良い。また、攻撃前には、キラーンと光るエフェクトが付いていたりと、「今から攻撃しますよぉー」という事が、動きや色・エフェクトの発動などを使って、とにかく分かりやすく作られています。

なので、それに併せて回避行動を取れば、必ず攻撃が避けれるような仕組みになってる。

なので、その予兆に反応できずに、ダメージを受ければ、それは自分が失敗した結果だと納得しやすいので、次はがんばろうと、リピートしてしまう。これが、短い時間に連続するので、プレイに夢中になります。

ゲーム全体のテンポが良い

画面の遷移・UIの挙動など、ゲームの進行のテンポがキビキビしていて、ゲームのテンポが非常に良いです。何かをクリアすると、次の展開、次の展開と進んでいき、プレイヤーにダレる暇を与えてくれません。

とにかく、コントローラーを置くタイミングが無く、ベヨネッタをプレイし終えた後は、コントローラーが手汗でベタベタに……。よくなります。

サービス満点

これは上記のテンポとかぶる部分があるのですが、終始何か楽しげな事が繰り広げられています。歌あり・踊りあり・エロあり・グロあり・ギャグあり・パロディあり・カッコよさあり。何でも揃っています。その各要素が、プレイヤーの予想しないタイミングで、ドンドン展開され、プレイヤーに接待を続けてくれます。とにかく、気を抜く暇が無く、サービスが続くので、プレイヤーとしては、非常に幸せな気分になります。

ココまでの接待を受けたゲームはあまり無いんじゃないかなぁ。非常に豪華なエンターティメント作品に仕上がっていると思います。

まとめ

今まで挙げた項目をひとまとめにすると、ベヨネッタという作品は、「コレくらい分かるでしょ?」と投げやりにしてるところや、「こんな事が出来る作り手すごい!」っていう場面が全く無いのだなぁと思います。

どんな場面でも、プレイヤーにサービスを忘れませんし、どんな手を使ってでも楽しませようとしてくれる。非常にサービス精神にあふれた作品だったんです。プレイヤーに楽しんでもらうためなら、なんでもする。素晴らしいサービス精神です。

この「サービス精神」というのは、日本のゲームが生き残っていく上で、非常に重要な事なんじゃないか?そんな事を思い出しました。



当初、このゲームに注目したのは、ベヨ姉の魅力に引き寄せられて好きになってたんですが、ゲームを最後までプレイした今となっては、ゲーム全体が好きになってしまったようです。

ひとまずクリアしたので、これからはボチボチと実績解除などをして、作品を堪能してみようと思います〜。