「ビジュアルアーツ分野 / グラフィックデザイン」 の読み解き

今回は「ビジュアルアーツ分野/グラフィックデザイン」の項目を読み解いてみました。
ただここは、わかりやすい項目と、わかりにくい項目がハッキリ分かれ「読み解いたった!」と言えない微妙な感じになりました…。

また、グラフィックデザインの項目は、FLASHやインタフェース演出など、UI周り内容が多かったので、話の比重をそちらに置いています。

グラフィックデザイン
<最新>

<数年後>

  • ビヘイビアベースのインタフェース演出
  • 素朴なリストやアバター以外のネットワーク表現
  • 解像度フリーなデザイン

最新の読み解き

FLASH の浸透

タイトルどおり、Adobe Flashで作成をしたデータを、ゲームに実装するって事でしょう。ただFLASHのデータ(.fla、.swfなど)をそのままゲームに実装できないので、何かしらの方法が必要となってきます。方法としては、自社でコンバータを作って実装しているか*1ミドルウェアScaleform/Gfxを採用していると思われます。

最近は、Scaleform/Gfxの採用例が多く、自分で遊んだ事のあるタイトルの中でも「Batman : Arkham Asylum」「Mass Effects」「ロストプラネット2(体験版)」「Crysis」が使っていました。

FLASHを使うメリットとしては、アーティストが使い慣れたツールだという事と、アーティスト側で見た目に関わる部分が概ね制御できてしまうので、より高度なビジュアル表現が実現できる事だと思います。それによる弊害もありますが、ここでは端折ります。


モーショングラフィックスを活用したダイナミックな演出

こちらもタイトル通りですね。モーショングラフィックの意味が若干曖昧ですが、詳細はコチラの説明に任せたいと思います。

今まで遊んだゲームで、モーショングラフィックスを使った演出で印象に残っているのは「GuitarHero3」と「RidgeRacer」シリーズでしょうか。詳細は下記を見ていただくとして、共通点としては、従来のリスト形式のメニューとは違い、触っているだけでアクションが起こり、見た目にも手触りとしても、気持ちの良い表現になります。

下記、画質が悪かったり、インタラクティブじゃないOPムービーだったりしますが「イメージとしてはこんなの」的に見てみてください。あと「ナルティメットストーム」のメインメニューもダイナミックでカッコ良かったんですが、Youtubeでみつからなかったので、残念ながら貼れませんでした…。




数年後の読み解き

ビヘイビアベースのインタフェース演出

ビヘイビア(振る舞い?)ベースのインターフェースという事ですが、思い当たる節がありませんでした。色々調査をしていると、下記の記事に行き当たりました。これもFLASHを使うって事っぽいですね。うぅん、本当にあってるかな。

素朴なリストやアバター以外のネットワーク表現

これはとても漠然としています。「リストやアバター以外」。「以外」てwww

今まである自分を表すアバターではなく、新しい表現が出てくると言うことでしょうか?最近観たサマーウォーズでは未来のネットワーク世界を描いていましたが、ああいう感じかなぁ?でも、あれもアバターやしなぁ…。セカンドライフ???

解像度フリーなデザイン

2Dテクスチャを使わず、ベクター(パス)を使用したデザインデータの事です。ベクターデータを使用しているので、拡大縮小が思いのままで、マップ画面などで拡大縮小が求められる所でも、解像度を気にせずクリアな情報が得られます。

あと、Youtubeで見つけたムービーを見ていると、Scaleformなどのミドルウェアでは、Flashで作ったベクターデータをポリゴンに変換し、実機で表示しているようです。


と言う感じで、グラフィックデザインを読み解いてみましたが、やはり情報はもうちょっと欲しいなぁと言うところが多かったです。なんとも歯切れの良くない結果でしたが、今回はこれでー。

*1:覚えているのは、KONAMIさんのCOOLGIRLくらい